「バレリュー症候群と診断されたけれど、なかなか治らない…」そんなお悩みを抱えていませんか?
頭痛、めまい、耳鳴り、視力障害など、多彩な症状に苦しみながらも、病院での治療で思うような改善が見られず、途方に暮れている方も少なくありません。
バレリュー症候群が治らないと感じる背景には、この疾患特有の複雑なメカニズムと、従来の治療法だけでは対応しきれない自律神経の問題が深く関係しています。
今回は自律神経専門院であるたかやま整骨院が、バレリュー症候群が治らない理由、効果的な改善法、そして日常でできる対策まで、実践的な情報を詳しく解説します。
長引く症状に悩む方にこそ知っていただきたい内容です。
バレリュー症候群とは?症状と発症メカニズム

バレリュー症候群の基本的な理解
バレリュー症候群(Barré-Lieou症候群)は、むち打ち損傷などの頸部外傷をきっかけに発症する症候群です。
1926年にフランスの医師バレーとリューによって報告されたことから、この名称で呼ばれています。
主な特徴は、首の損傷後に自律神経症状を中心とした多様な不定愁訴が現れることです。
交通事故やスポーツ外傷による頸椎捻挫の後、数日から数週間経過してから症状が顕在化するケースも多く見られます。
代表的な症状
バレリュー症候群では、以下のような様々な症状が現れます。
- 慢性的な頭痛(後頭部から側頭部にかけて)
- めまい、ふらつき感
- 耳鳴り、難聴
- 視力障害、眼精疲労、かすみ目
- 顔面の痛みやしびれ
- 首から肩にかけての強いこりや痛み
- 倦怠感、疲労感
- 集中力の低下
- 睡眠障害
- 吐き気
- 動悸、息苦しさ
- 発汗異常
- 体温調節の不調
- 血圧の不安定さ
発症のメカニズム
バレリュー症候群の発症メカニズムには、主に3つの要因が関与していると考えられています。
1. 頸部交感神経への影響
頸椎周囲には、椎骨動脈に沿って走行する交感神経線維があります。
頸部外傷により、この交感神経が刺激されたり圧迫されたりすることで、自律神経のバランスが崩れます。
2. 椎骨動脈の循環障害
頸椎の変位や周囲筋肉の過緊張により、脳への血流を担う椎骨動脈が圧迫されることがあります。
これにより、脳幹部への血流が不安定になり、様々な神経症状が引き起こされます。
3. 頸部深層筋の機能不全
外傷により頸部深層筋が損傷すると、頸椎の安定性が失われます。
不安定な頸椎は常に筋肉による代償的な緊張を必要とし、慢性的な血流障害と神経刺激を招きます。
なぜバレリュー症候群は治らないのか? 5つの理由

1. 診断の難しさと見落とし
バレリュー症候群が治らない最大の理由の一つが、診断の困難さです。
レントゲンやMRIなどの画像検査では明確な異常が確認できないケースが多く、「異常なし」と診断されてしまうことがあります。
検査で異常が見つからないと、心因性と判断されたり、適切な治療が受けられないまま症状が長引いてしまいます。
実際には、画像では捉えきれない微細な頸椎の不安定性や、自律神経の機能障害が存在しているのです。
2. 対症療法のみの治療
多くの医療機関では、痛み止めや筋弛緩剤、めまい止めなどの薬物療法が中心となります。
これらは症状を一時的に和らげる効果はありますが、根本原因である頸椎の問題や自律神経の乱れを改善するものではありません。
薬で症状を抑えている間に自然治癒することもありますが、根本が改善されていないため、薬をやめると再発したり、症状が慢性化してしまうケースが多いのです。
3. 自律神経の複雑さ
自律神経系は交感神経と副交感神経のバランスで成り立っており、このバランスが一度大きく崩れると、元に戻すのに時間がかかります。
バレリュー症候群では、頸部の問題が持続的に自律神経を刺激し続けるため、常に交感神経優位の状態が続きます。
この状態が長期化すると、自律神経系そのものが過敏になり、些細な刺激でも症状が悪化する悪循環に陥ります。
4. 生活習慣による悪化要因
現代の生活習慣も、バレリュー症候群を治りにくくする要因です。
- 長時間のスマートフォン使用:首への負担が増大
- デスクワーク:不良姿勢の持続
- ストレス:自律神経のさらなる乱れ
- 睡眠不足:回復力の低下
- 運動不足:筋力低下と血流悪化
これらの要因が重なることで、治療を受けていても改善が進まないことがあります。
5. 心理的要因の影響
長引く症状による不安や焦りが、さらに自律神経を乱し、症状を悪化させる心理的な悪循環も見られます。
「治らないのではないか」という不安自体が、交感神経を過剰に刺激し、症状を強めてしまうのです。
バレリュー症候群の一般的な治療法

保存的治療の選択肢
1. 頸部の安静と姿勢管理
急性期には適度な安静が必要ですが、長期的な安静は筋力低下を招きます。
重要なのは、日常生活での姿勢管理です。頭部を前方に突き出さない、スマートフォンを見る際は目線の高さまで上げるなど、頸部への負担を減らす工夫が大切です。
2. 理学療法
頸部の筋肉をほぐし、血流を改善する物理療法は有効です。
ホットパックや超音波治療、電気刺激療法などが用いられます。ただし、強すぎる刺激は逆効果になることもあるため、症状に合わせた適切な強度の治療が必要です。
3. 薬物療法の適切な使用
症状が強い場合は、薬物療法も選択肢の一つです。ただし、長期的な服用ではなく、症状をコントロールしながら根本治療を並行して行うことが理想的です。
たかやま整骨院の自律神経整体が効果的な理由

当院のアプローチの特徴
たかやま整骨院では、バレリュー症候群に対して独自の「自律神経整体」を提供しています。
当院の施術が効果的である理由は、症状の根本原因である頸部の問題と自律神経の乱れの両方に同時にアプローチする点にあります。
1. 頸椎の微細な調整
一般的な整体やカイロプラクティックとは異なり、当院では頸椎に対して強い力をかけることはしません。代わりに、ミリ単位の繊細な調整により、頸椎の自然なアライメントを回復させます。
この調整により、椎骨動脈への圧迫が解除され、脳への血流が改善します。また、頸部交感神経への不要な刺激も軽減されるため、自律神経のバランスが整いやすくなります。
2. 頸部深層筋へのアプローチ
表層の筋肉だけでなく、頸椎を直接支える深層筋(多裂筋、頸長筋など)に対して専門的な施術を行います。これらの筋肉の機能が回復することで、頸椎の安定性が向上し、症状の再発を防ぐことができます。
3. 自律神経の調整
頭蓋骨と第一頸椎の境界部、そして仙骨部への特殊な施術により、脳脊髄液の循環を促進します。この施術は、自律神経の中枢である脳幹部の環境を整え、交感神経と副交感神経のバランスを自然に回復させる効果があります。
4. 全身のバランス調整
バレリュー症候群の方は、頸部だけでなく全身の姿勢バランスが崩れていることが多く見られます。当院では、骨盤や背骨全体のバランスも整えることで、頸部への負担を根本から軽減します。
実際の改善例
当院では、病院で「治らない」と言われたバレリュー症候群の患者様が、多数改善されています。
Aさん(45歳・女性)の例
交通事故後、2年間にわたり頭痛とめまいに悩まされていたAさん。複数の病院で治療を受けても改善せず、当院に来院されました。週1回の施術を3ヶ月継続したところ、めまいの頻度が大幅に減少し、頭痛も軽減。6ヶ月後には日常生活に支障がないレベルまで回復されました。
Bさん(38歳・男性)の例
スポーツ外傷による頸部損傷後、耳鳴りと視力障害に1年以上苦しんでいたBさん。当院の自律神経整体を週2回のペースで受けられ、1ヶ月で耳鳴りが軽減。3ヶ月後には視力も安定し、仕事に集中できるようになりました。
当院への相談が適している場合
- 病院で検査を受けたが異常が見つからない
- 薬物療法を続けているが改善が見られない
- 複数の症状が同時に現れている
- 症状が3ヶ月以上続いている
- 日常生活や仕事に支障が出ている
このような場合は、自律神経に特化したアプローチが効果的です。たかやま整骨院では、無料相談も受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。
まとめ:バレリュー症候群が治らないと諦めないで

バレリュー症候群が治らないと感じている方は、決してあなただけではありません。
この症候群は、画像検査では捉えにくく、対症療法だけでは改善しにくいという特性から、多くの方が長期間苦しんでいます。
しかし、適切なアプローチを行えば、バレリュー症候群は改善可能な疾患です。重要なのは、頸部の構造的問題と自律神経の機能障害という根本原因に同時にアプローチすることです。
たかやま整骨院の自律神経整体は、この両面から働きかける施術により、多くの「治らない」と言われた患者様の症状改善に貢献してきました。
病院での治療で思うような結果が得られなかった方も、諦める前に一度鹿児島市の自律神経失調症専門院であるたかやま整骨院ご相談ください。

