POTS(体位性頻脈症候群)は整体で改善できる?薬に頼らないアプローチとは

「立ち上がるたびに心臓がバクバクして、フラフラする」「朝が特につらく、起き上がれない」「病院で検査しても異常なしと言われた」――そんな症状に悩まされていませんか?

それはPOTS(体位性頻脈症候群)かもしれません。

POTSは自律神経の調整障害によって起立時に心拍数が急激に上昇する症候群です。

日本ではまだ認知度が低く、適切な診断や治療が受けられないまま苦しんでいる方が少なくありません。

今回はたかやま整骨院の様々な経験に基づいて、POTSの基礎知識から薬に頼らない整体アプローチの合理性、そして自律神経専門院での実際の施術内容まで、詳しくわかりやすく解説します。

目次

このような症状はありませんか?

まず、あなたの症状と照らし合わせてみてください。以下のような不調が続いている場合、POTSをはじめとする自律神経の乱れが原因の可能性があります。

  • 立ち上がると心臓がドキドキ・バクバクする(動悸)
  • 朝がとにかくつらく、ベッドから起き上がれない
  • 立ったときにめまい・ふらつきが起きる
  • 頭がぼーっとして、集中力が続かない(ブレインフォグ)
  • 原因不明の疲れやすさ・倦怠感がある
  • 息切れ・頭痛・胃腸の不調が続く
  • 病院で検査したが「異常なし」「自律神経のせい」と言われた
  • 横になると症状が楽になる

「病院で異常なしと言われた」のに症状がある方へ

POTSは血液検査や一般的な心電図では見つかりにくく、専門的な起立試験などをしなければ見逃されることが多い疾患です。

「気のせい」「ストレスのせい」と片付けられてしまった経験を持つ方も多くいらっしゃいます。あなたの症状は決して「気のせい」ではありません。

POTS(体位性頻脈症候群)とは?

POTSの基本的な定義

POTS(Postural Orthostatic Tachycardia Syndrome)は、日本語で「体位性頻脈症候群」と呼ばれます。

横になっている状態や座っている状態から立ち上がった際に、心拍数が急激に上昇し、立っていることが困難になる自律神経障害の一種です。

医学的な診断基準は以下の通りです。

診断基準内容
心拍数の上昇起立後10分以内に心拍数が 30bpm以上 上昇(20歳未満は40bpm以上)
血圧の変化起立性低血圧(血圧の20mmHg以上の低下)がないこと
症状の持続起立時の症状が3ヶ月以上続いている
除外診断脱水・貧血・甲状腺疾患など他の原因がないこと

なぜ起立すると頻脈が起きるのか?

本来、人間が立ち上がると重力の影響で血液は下半身に向かって流れようとします。

これを補うために身体は自律神経(特に交感神経)を活性化させ、血管を収縮させ心拍を適切に調整することで脳への血流を維持しています。

ところがPOTSでは、この自律神経による調整がうまく機能しません。

交感神経が過剰に反応したり、循環血液量が不足したりすることで、脳への血流が低下しないよう心臓が懸命に拍動を速めた結果、「頻脈」が生じると考えられています。

POTSの主な病態として、神経障害性・循環血液量減少・高アドレナリン型・自己免疫関連などのメカニズムが研究されていますが、現在も病態は完全には解明されておらず、治療の標準化が急務とされています。

どんな人に多いのか

POTSは年齢や性別を問わず発症しますが、特に思春期から50歳以下の女性に多く見られます。

発症のきっかけとして、ウイルス感染(COVID-19後のコロナ後遺症を含む)、身体的・精神的ストレス、長期臥床(寝たきり状態)、妊娠・出産、思春期の急激な成長などが挙げられます。

また中学生や高校生など学生に多いことも特徴です。

起立性調節障害(OD)とPOTSの違い

日本では「起立性調節障害(OD)」という言葉の方が広く知られています。POTSは起立性調節障害のサブタイプのひとつですが、大きな違いは血圧の変化がない点です。

起立性調節障害(OD)全般POTS
主症状めまい・立ちくらみ・動悸など起立時の顕著な頻脈
血圧の変化多くは起立後に血圧が低下血圧の大きな変化はない
心拍数の変化タイプによって異なる著明な心拍数上昇が特徴

検索上では「起立性調節障害」と調べてPOTSにたどり着く方も多くいます。症状が似ており、混同されることもありますが、正確な診断のためには専門医による起立試験が必要です。

病院での一般的な治療

現時点では確立された根治治療はなく、主に非薬物療法と薬物療法の組み合わせで対処されます。

  • 非薬物療法: 水分・塩分の積極的な摂取、段階的有酸素運動、弾性ストッキングの着用、急な立ち上がりを避けるなどの生活指導
  • 薬物療法: タイプに応じてミドドリン(昇圧剤)、β遮断薬(プロプラノロール)などが使用される。ただし抗うつ薬のSSRI・SNRIは症状を悪化させることがあるとされ注意が必要

薬によって症状をコントロールする試みは重要ですが、「薬を飲んでも完全に楽にならない」「副作用が気になる」「根本から改善したい」という方が整体などの補完的アプローチに関心を持つのは自然なことです。

なぜ整体でPOTSをサポートできるのか?自律神経と身体の深い関係

「整体でPOTSが改善するの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。ここでは、自律神経と身体(特に脊椎・姿勢)の深い関係を解説し、整体アプローチの合理性を説明します。

自律神経は「脊椎・頚椎」と密接につながっている

自律神経は脳と脊髄を中枢とし、全身に張り巡らされた神経のネットワークです。

特に交感神経の幹(神経節)は頸椎から腰椎にかけての脊柱に沿って走行しており、頚椎・胸椎の状態が自律神経の機能に直接影響します。

頚椎(首の骨)や上部胸椎(背骨の上部)に歪みや可動域の制限が生じると、その周辺を走る自律神経への圧迫や刺激が慢性化し、交感神経が過剰に活性化した状態が続きやすくなります。

POTSでは交感神経の過活動が症状の一因とされており、この状態は整体によって改善が期待できる領域と考えられます。

姿勢不良が自律神経の乱れを招く

長時間のスマートフォンやパソコン使用による前傾姿勢・ストレートネック(頚椎の生理的カーブの消失)は、頭の重心位置をずらし、首まわりの筋肉や関節に過大な負担をかけます。

この慢性的な負担が脊椎周辺の神経への刺激となり、交感神経優位の状態を作り出します。

交感神経が常に優位な状態では、心拍数の上昇や血管収縮が続き、POTSの症状が悪化・慢性化しやすくなります。

逆に言えば、姿勢や頚椎・胸椎の状態を整えることが、自律神経バランスの改善につながる可能性があるのです。

脳機能と自律神経の関係

自律神経を最終的にコントロールしているのは脳(特に視床下部)です。ストレスや睡眠不足、慢性的な痛みや身体の緊張が続くと、脳の機能が低下し、自律神経バランスを正常に保てなくなります。

整体でのアプローチは「身体から脳へのアプローチ」でもあります。

身体の緊張をほぐし、骨格の歪みを整えることで、脳が本来の調節機能を取り戻しやすい環境を作ることが目的です。

呼吸と自律神経のつながり

呼吸は唯一、意識でもコントロールできる自律神経機能のひとつです。

浅い・速い呼吸(過換気傾向)は交感神経を刺激し、逆に深くゆっくりとした呼吸は副交感神経を活性化させます。POTSの患者さんでは呼吸パターンが乱れていることも多く、呼吸への働きかけは自律神経バランス改善において非常に重要です。

整体アプローチが合理的な理由(まとめ)

  • 頸椎・上部胸椎の歪み → 自律神経への慢性刺激 → 交感神経過活動 → 頻脈・動悸の悪化
  • 姿勢不良・筋緊張の慢性化 → 脳への負担増大 → 自律神経調節機能の低下
  • 浅い呼吸 → 副交感神経の働きが弱まる → 交感神経優位状態の固定化
  • 身体を整えることで脳が本来の調節機能を回復 → 自律神経バランスの安定

医療機関で改善しないPOTSに|たかやま整骨院の自律神経整体とは

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鹿児島市にあるたかやま整骨院は、自律神経バランスの乱れを専門とする整骨院です。

院長の高山俊太先生は国家資格・柔道整復師の資格を持ち、産業カウンセラーとしての資格も取得。施術歴約20年のベテランで、自身も「本態性自律神経失調症」という体質を持ち、原因不明の症状で長年苦しんだ経験を持っています。

だからこそ、POTSや自律神経の乱れで悩む患者さんの苦しさを深いところで理解し、寄り添うことができます。

鹿児島だけでなく、県外からも改善を求めて来院する方が後を絶たない、自律神経ケアに特化した専門院です。

① 傾聴カウンセリング|しゃべることから始まる改善

たかやま整骨院の施術はカウンセリングから始まります。「悩んでいることを何でも話してください」というスタンスで、患者さんが自分の症状・気持ち・日常の困り事を丁寧に話せる環境を作ります。

「話すこと」自体に大きな意味があります。しゃべっているうちに自分でも気づかなかった問題や原因に気づき、「あれが問題なのかも」というヒントが生まれることがあります。

この気づきが心を整え、身体が変化しやすい状態をつくります。POTSのように「病院では異常なし」と言われ続けた方にとって、悩みを真剣に聞いてもらえること自体が大きな助けになります。

② 精密な身体検査|自律神経の乱れを見つけ出す

カウンセリングで把握した内容をもとに、身体の詳細な検査を行います。目を閉じた状態・開いた状態、耳をふさいだ時の反応など、身体の細かい反応を丁寧にチェックし、どの神経の働きが鈍っているか・自律神経バランスがどう乱れているかを特定します。

薬や一般的な検査では見えてこない「自律神経の乱れのパターン」を身体の反応から読み解いていきます。

③ 4つの専門的調整|脳機能を回復させる施術

検査で特定した原因を1つひとつ解消していくために、以下の4つのアプローチを組み合わせて行います。

  • 脳・顔の調整: 脳機能を正常化するためのアプローチ。自律神経のコントロールセンターである脳に対して、顔周辺から働きかけます
  • 頭蓋骨の調整: 頭蓋骨のわずかな動きを整えることで、脳脊髄液の流れを促し、脳の環境を整えます
  • 大腰筋の調整: 体幹深部の筋肉である大腰筋は姿勢・循環・自律神経に深く関わります。ここを整えることで全身のバランスと循環が改善されます
  • 頸椎の調整: 自律神経の通り道である頸椎を丁寧に整えることで、神経への慢性的な刺激を取り除き、交感神経の過活動を和らげます

施術は痛くありません。「イタ気持ちいい」「気持ちいい」と感じる範囲の施術で、この「快」の感覚が副交感神経の働きを高め、自律神経バランスの回復に直結します。

④ セルフケア・生活改善指導

施術院でのケアだけでなく、自宅でできるセルフケア(ゆがんだ姿勢を整える体操)、栄養指導、生活習慣の改善アドバイスも行います。症状を抱えながら毎日をどう過ごすか、どんな姿勢で仕事すれば良いか、といった具体的なアドバイスが早期改善につながります。

たかやま整骨院の自律神経整体|施術の流れ

  1. 傾聴カウンセリング(初回は時間かけて丁寧に)
  2. 精密な身体検査で自律神経の乱れのパターンを特定
  3. 脳・顔の調整 / 頭蓋骨の調整 / 大腰筋の調整 / 頸椎の調整
  4. セルフケア・生活改善指導

整体と医療機関の併用について

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整体は医療の代わりではありません。POTSと診断されている、あるいは疑いがある場合は、まず医療機関で適切な検査・診断を受けることが大切です。

整体はあくまでも医療と「併用」するセルフケアの延長として位置づけられます。

医療と整体の役割分担

医療機関(内科・循環器科・小児科など)たかやま整骨院(自律神経整体)
正確な診断・他疾患の除外自律神経バランスの根本調整
薬による症状コントロール姿勢・頸椎・脳機能へのアプローチ
生活指導(水分・塩分摂取など)セルフケア・呼吸・生活改善指導
緊急時・重篤症状への対応日常生活の質(QOL)向上サポート

薬で症状を抑えながら、整体で自律神経の根本的なバランスを整えていくことで、「薬に頼る量を少しずつ減らせた」「日常生活が楽になってきた」という変化を感じる方もいらっしゃいます。

ただし、薬の変更・中止は必ず主治医の指示に従ってください。

たかやま整骨院は医療機関を否定する立場ではありません。医療と整体、それぞれの強みを活かした「二刀流」のアプローチが、POTSで長く苦しんできた方の回復を後押しします。

よくある質問

POTSは整体で治りますか?

整体は「治療」ではなく「自律神経バランスの改善サポート」です。

POTSの原因や病態は個人差があるため「必ず治る」とは言えませんが、自律神経の乱れを根本から整えることで、症状が和らぎ日常生活の質が向上する方は多くいらっしゃいます。まずは一度ご相談ください。

何回くらい通えばよいですか?

症状の程度・期間・生活環境によって個人差があります。初回の施術後から変化を感じる方もいますが、自律神経の乱れは慢性化しているケースも多く、継続的なアプローチが重要です。

院長が検査の結果をもとに、個別のプランをご提案します。

学生(子ども)でも受けられますか?

はい、お子様でも安全に受けていただける施術です。起立性調節障害やPOTSに悩む中高生の方も来院されており、学校生活への復帰をサポートしています。

お子様の症状が気になっている親御さんも、ぜひ一度ご相談ください。

施術は痛いですか?

施術は痛くありません。「イタ気持ちいい」「気持ちよい」と感じる範囲で行います。

この「快」の感覚が副交感神経を活性化させ、自律神経バランスの安定に重要な役割を果たします。

まとめ

POTS(体位性頻脈症候群)は、立ち上がり時に心拍数が急激に上昇する自律神経障害の一種です。

動悸・めまい・倦怠感・ブレインフォグなど多彩な症状があり、病院で「異常なし」と言われてしまうケースも多い疾患です。

POTSの改善には、医療機関での診断・治療と並行して、自律神経バランスそのものに働きかけるアプローチが有効です。

頸椎・脳機能・呼吸・姿勢といった視点から身体を整える整体は、薬に頼りすぎずに症状を改善していきたい方にとって、合理的かつ有効な選択肢のひとつです。

POTS・起立性調節障害・自律神経の乱れでお悩みの方、特に「医療機関でなかなか改善しない」と感じている方は、ぜひ鹿児島市の自律神経専門院・たかやま整骨院の自律神経整体にご相談ください。

あなたの悩みに真摯に向き合い、根本からの改善をサポートします。

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