こんにちは、鹿児島の自律神経整体、たかやま整骨院です。
当院にはパニック障害や不安感でお悩みの方が通院していらっしゃいます。
本日はパニック障害・過度に不安になってしまう原因と、今日から役に立つパニック障害、不安を改善させるための知恵をご紹介いたします。
パニック障害・不安感の原因
パニック障害・不安感は脳内のセロトニンという物質が減少することによって起こります。
心の問題と考えられがちなパニックと不安感ですが、ココロだけの問題ではないのです。
セロトニンは脳内神経の伝達物質の一つです。
セロトニンの働きはストレスによるイライラを抑えココロの安定を図る物質なのです。
セロトニンは理性や感情をコントロールしているのです。
また交感神経と連動して体内時計を調節し、覚醒状態を保ち続けます。
医療機関ではパニック障害・不安神経症の患者様には、医療ではセロトニンを増やす薬を処方されています。
なぜセロトニンが減少するのか?
セロトニンが減少する原因は様々です。
- ストレス
- 運動不足
- 睡眠不足
- 高齢(加齢)
- 日光不足 etc
更にもともと男性と比べ女性の方がセロトニンの量が52%少ないというデータもあります。
また女性ホルモン(エストロゲン)が減少するとセロトニンは減少します。
年齢とともにセロトニンは減少してしまうので、今までと同じ生活をしていても、突然パニックになったり不安神経症になってしまうのです。
日々の生活でセロトニンを増やす知恵
パニック障害や不安感でお悩みの方は、日々の生活でセロトニンの分泌を増やすことが出来れば、症状を抑えることが出来ます。
そこで日々行えるセロトニンを増やす知恵をご紹介します。
朝、日光を浴び
朝起きたら日光を浴びてください。時間がある方は30分浴びれるとベターです。
もし浴びることに飽きてきたら、日光が当たっている場所を確認しそこに意識を集中します。
おでこに日光が当たっていることに集中します。
↓
暖かさを感じます。
↓
気持ちが良さを感じます。
ジワーとくる日光の暖かさを味わってください。
次にほかのカラダの部分も同じように暖かさを感じてください。
最後は日光の暖かさで全身を包んでください。
もし、途中で不安感が沸き上がってきたら「私は今不安な気持ちになっている」と自分に言います。
それから、日光の暖かさに気持ちを戻してください。
リズミカルな運動
5分以上リズムカルな運動を行ってください。
もっとも実行しやすい運動はウォーキングです。理想は15分以上継続して歩くことです。
ウォーキングに飽きてきたら、歩きながら自分の足の裏のどの部分が地面に接地しているか注意を向けます。
踵が地面接地して、足裏の外側を通って、母指球に抜けた
など感覚を確かめながら歩いてください。
また縄跳びなども有効なリズミカル運動です。
飽きてきたら、飛んでいるときの足の感じ、着地したときの足の感覚を確かめながら飛んでください。
また、後ろとび二重跳びに挑戦するのも良いです。
「ボールの壁ぶつけ」もお勧めです。
私高山は昼休みに公園へ行き野球の柔らかいボールを使い壁ぶつけ(壁にボールを投げ返って来たボールをとる動作を繰り返す。)をします。
飽きてきたら、私は右利きですが左手でも投げます。
この時意識するのはボールを投げる場所を定め一点に集中します。
次に帰ってくるボールのデザインを見ます。
実際ボールには回転が掛かっているのでデザインを読み取ることは不可能に近いです。
しかし、集中して見ることに努めます。
壁に当てる角度を変え、返ってくるボールが左右へ散らばるようにし足を動かしカラダを左右に移動します。
取る手を変えたり、動かす足に力を入れないように動くように工夫するなど行っています。
リズムカルに動作を行うことでセロトニンが分泌されます。
もっとシンプルなリズミカル運動は、ガムを噛むことです。
足や腕だけでなく口の動きでもセロトニンは増えます。
深呼吸
寝るか、座るか楽なポジションで深呼吸を行います。
目を閉じ、鼻から息を吸います。
吸った息がカラダに入って来たことを感じ取ります。
吸った息は「あたたかいですか?」「それともつめたいですか?」「匂いがしますか?」
口からゆっくり時間をかけ音がしないよう丁寧に吐き出します。
このときも吐く息の感じをつかんでください。
食べる時、ゆっくり噛み回数を多くする
微妙な味を感じましょう。
そして、料理の食材を当て見ましょう。
ココロの持ち方に気を付ける
パニックが起きそうになった時、「なんとかなる」と自分に言い聞かせてください。
形だけでもこの一言を言うことにより冷静に自分を見る余裕が生まれます。
次に深呼吸をします。
具体的に何が不安か考えます。
問題の解決方法を考えます。
最後にカラダとココロが回復してから、次のことを行いましょう。
新しいことに挑戦する
今まで気になっていたレストランへ行ってみる。
いつも気にも留めてなかった路地裏を歩く。
地元の観光地へ旅行者気分で遊びに行く。
無料体験の気になるカルチャースクールに行く。
今の生活環境の中で新しいことに挑戦します。
リズムカルに楽しんで、きたらやめましょう。
まとめ
パニック障害・過度に不安になってしまう原因と日々行える改善方法についてお話をしてきました。
今回ご紹介した方法を継続的に行うだけでも、症状はかなり抑えられるはずです。
ポイントは「継続すること」。無理せずに、自分で継続しやすい方法を選んでみてください。