【症例紹介】40代男性介護職、夜勤明けの過呼吸が改善した事例

今回は背中と肩甲骨の張りが強く、呼吸が苦しく休みの日にもゆっくりできず、辛い思いをされた患者様(M.Y様)の体験談と改善事例をご紹介させていただきます。

目次

体験談

どんなとき、どこが痛かったか教えてください。

起床時、前かがみ時、背中と肩甲骨の周囲のはり

来院される前、どのような期待と不安がありましたか?

はりと苦しさが、思っている程度に治る期待を持ち来院

実際に来院され、施術を受けてどうでしたか?

思った以上のスッキリ感と楽になりました。(はりと苦しさゼロ)

説明は分かりやすかったですか?

分かりやすく丁寧でした。

他の医療機関と比べどうでしたか?

とても親切で納得できる治療でした。

その他、何かひとことお願いします。

これから もアドバイスや施術をお願いします。いつもありがとうございます。

来院時の身体の状態

M.Y様は180cmを超える身長に体重90kgと堂々とした体格の持ち主です。

会話を通して感じることは、体格に反し性格は繊細、とてもココロの優しい方です。

職業が老人介護とあり勤務時間はまちまち、ひと月に5回の夜勤があります。

夜勤明けに決まって調子が崩れ、背中から肩甲骨までのはりがつらくなり息苦しさからせっかくの休みも気持ちよく休めません。

M.Y様の息苦しさは過呼吸です。

問診と検査結果から、疲労、興奮、不安、緊張で自律神経のバランスが乱れ、呼吸中枢を刺激し過呼吸となっていることがわかりました。

また、背中や肩甲骨のはりは自律神経の乱れによる症状でした。

筋肉自体の疲労が原因でのコリとは違いました。

次に、各関節の可動域の検査を行いました。

首を上に向けることが辛そうでした。

腰の動きも反る動きで痛みが走り、ほとんど反ることができない状態でした。

夜勤は自律神経のバランスを崩す

次に、夜勤後につらい症状が出現する理由です。

普段睡眠を取り副交感神経が働き体の回復に努めている夜の時間に仕事をしていることで、副交感神経ではなく交感神経が働き体内リズムが崩れます。

さらに利用さんの状況が気になり仮眠もほとんど取れない状態で一晩中緊張状態です。

体内リズムの乱れと緊張感で交感神経優位の時間が長く続きます。

交感神経が優位になっていると血管が細くなります。

そうなると血流が悪くなり、全身の細胞に栄養も酸素も一晩中十分に行きわたりません。

各細胞は栄養失調でさらに酸欠状態。

また、疲労物質も回収されないので疲労はたまる一方、筋肉がどんどん硬くなっていきます。

単純な筋肉疲労によるコリとは違います。(多かれ少なかれコリは自律神経の乱れが関与しています。)

ストレスから交感神経が働きすぎ、血流が悪くなり背中の筋肉がはり、その不快感でさらに交感神経が働き

背中のはりはさらに強くなり、脊椎を歪め髄液の流れが滞り、脊椎周りの神経を筋肉が圧迫、ストレスは最高潮となり呼吸中枢を刺激し過呼吸となり息苦しくなります。

悪い連鎖を断ち切らなければいけません。

初回施術

自律神経を整える施術から始めました。

頭骨を調整したところで息苦しさがなくり、背中の調整をし、仙骨の調整を行いました。

そして確認の意味で最初に行った検査を行うと首も腰も可動域は自律神経整体を行っただけでほぼ戻っていました。

最後に首の調整と骨盤調整を行い痛み、可動域は改善しました。

1回目の施術で背中と肩甲骨のはりも息苦しさもほとんどなくなりました。

しかし、痛みや症状は火災が起きた時の警報音のようなものなのです。

幾ら警報音を消したところで火種はのこっています。

火種を消さなければ火災が起こるのはあたりまえですよね。

カラダも一緒です。

痛みや症状が一時的になくなったとしても

火種である自律神経の乱れは治まっていないのです

2回目~3回目の施術

しっかり睡眠もとれていたの過呼吸も首、肩のコリ痛みも軽くなっていました。

その2日後に3回目の施術 腰と首の可動域が後屈時に狭くなっていました。

痛みに関してはほとんど消失していました。

4回目の施術

その4日後の4回目の施術時、前日が夜勤でした。

さらにいつもに増して今回の夜勤は忙しかったとのこと

3回目の通院時と比べ、明らかに首、腰の可動域は狭く、痛みもありました。

過呼吸も初見時よりは良いとのことでしたが久しぶりに出現しています。

自律神経のバランスを整体でカラダを整えると過呼吸は治まり、首、腰の可動域は広がり、痛みは改善されました。

この時初回時と同じ症状が出ていました。

まだまだ火種が残っているということです。

今は定期的に通院することで症状は治まっています。

まとめ:深呼吸は自律神経のバランスを整える

M.Y様、アドバイスさせていただいた体操と深呼吸は続けてくださいね。

長く息を吐くと体の中のセンサーが作動し静脈がゆっくり流れ、カラダもココロも落ち着きます。

野口体操も継続していきましょう!!

分からなくなったらお気軽に尋ね下さい。

次のご来院お待ちしております。

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