パニック障害・不安神経症のメカニズムと改善方法のご紹介

こんにちは、院長の高山です。今回の主題はパニック、不安です。

めまいや耳鳴り、動悸でつらい思いをされている方は同時に「強い不安感」を抱えています。

不安が強くなる原因と、めまいや耳鳴り・動悸の原因は同じです。

それは「自律神経バランスの乱れ」です。

不安感が軽減すればおのずと自律神経は整っていきます。

結果、めまいや耳鳴り・動悸などの症状も軽減していきます。

ではパニック障害・不安神経症の時、人体にはどんなことが起こっているのでしょうか?

今回はそれらを詳しくお話しつつ、自分で改善できるようになるための動画をご紹介します。

目次

パニック障害・不安神経症の肉体的な問題

パニック障害、不安神経症の原因は精神的な問題ととらえがちですが、それだけではありません。

肉体的な問題も大きいのです。

心の問題にとりかかる前に体を整えると効率よくめまいや耳鳴り、動悸などのつらい改善することができます。

ここで言う肉体的な問題というのは「セロトニンの減少」です。

パニック障害・不安神経症とセロトニンの関係

パニック障害・不安神経症には、セロトニンの減少が大きくかかわっています。

パニック・不安の症状が起きる理由は、過度な自己防衛システムが発動しているためです。

そこで過度な自己防衛システムを起こさないために、脳はセロトニンを意図的に増やします。

パニック・不安の症状を起こす直前のことは、引き金であって本質的原因ではありません。

日々のケアが症状を改善させます。

パニック、不安を遠ざけるためには、セロトニンを増やすために適度に体を動かすことはとても有効です。

適度な運動をすると心が強くなり不安感が改善する

運動することが身体に良いことは誰でも知っていますが、近年、精神の健康にもとても良いことが実証的に示されています。

適度な運動は、ストレスによる不安反応が過剰になることを抑制してくれるという研究もあります。

不安・抑うつの改善のみならず、うつ病の発症予防にもなることが分かっています。

ストレス対策と言うと、今は認知行動療法が流行りですが、考え方を変えるというような「面倒なこと」をわざわざしなくても、気持ちよく運動することで効果が得られる可能性があるわけです。

私の患者さんでも、診断によらず、運動習慣を作った方たちは気分が安定して、薬の効果もよくなる印象が確かにあります。

問題は、うつ症状が強い時は、運動する気力も出ないので、その場合の治療として使うには工夫がいるということでしょう。

運動とメンタルヘルス

どんな運動がセロトニンを増やすのか

有酸素運動を行うと全身の血流がよくなり、体内にたまった疲労物質を体外に排出されます。

しかし、適切な運動量には個人差があります。

運動から長く遠ざかっていた人の場合

軽いウォーキング(ゆっくり歩く)を5分から15分週3回

背中の筋肉を使い全身の血行を促す運動

このような運動・体操を行うことから始めましょう。

また次に当院がお勧めする体操をご紹介します。

全身をゆする

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