【症例紹介】病院行っても薬を飲んでも改善されなかった頭痛

鹿児島市在住の40代女性が治療院へ通っても病院へ行っても、薬を飲んでも改善されなかった、頭痛と吐き気、首こり、肩こり、腰痛が改善された体験談とその改善事例ををご紹介いたします

目次

体験談

もともと腰痛持ちで、いろんな整骨院に行きました。

最近は首のこわばりがひどくなり、頭痛や吐き気、手もあがりにくかったりしていたのですが、高山先生が治療の時にくわしく説明してくださり、とても納得できるし施術の後は全然回らなかった首がものすごく動きが良くなり、気持ちも明るくなれてこれからも続けて行きたいと思います。

よろしくおねがいいたします。

M.Y様、ご感想ありがとうございました。

M.Y様は主婦でありは働く女性です。二人のお子さんがいらっしゃいます。

仕事を疲れて終え、家では家事を行う生活の日々です。

40代、身長は160cm中肉中背の方です。

初回の施術時

カウンセリング

カウンセリングシートにご記入いただきカウンセリングを行いました。

頭痛、吐き気、首こり、痛み 腰の痛みとご記入されていました。

今まで数々の治療院、病院へ通われましたがどの症状も一向に改善されず、お困りの様子でした。

頭痛に関して詳しくお聞きすると、首のコリがひどくなった後や、天気が悪くなる時に発症するとのこと。

痛む場所は後頭部、目の奥、こめかみ、市販の痛め止めを飲むと痛みは和らいでいたのですが、最近薬の効きが悪くなって来たと仰られていました。

脳外科で検査を受けたこともあるが原因は特にないと言われ薬だけを処方されたそうです。

これらのことから緊張性頭痛と判断しました。

そして天気により痛みが強くなるというところから、自律神経の乱れが大きく関与していると判断しました。

検査

腰の検査から行いました。

立った状態でカラダを前に倒して頂きました。指が地面に触れるか触れないかの可動域でした。

同年代の女性の平均的な柔軟性でした。

次に上半身を後ろに倒していただきました。

腰と首が痛く後ろにほとんど倒すことが出来ませんでした。

次に座った姿勢で首を前に倒していただきました。

の後ろがひどく突っ張り、痛みもあり倒すことが困難でした。

今度は上を向いていただきました。

首の後ろに痛みが発症し、首の前にも違和感が発症していました。

左右横、回旋に関しても可動域は狭くなっていました。

施術

骨盤の調整

仰向けで寝ると腰に痛みを感じるので、まずは座った姿勢で骨盤の調整を行いました。

骨盤が歪み、腰が前屈している状態で仰向けで寝ると、腰の一点と背中の一点で体重を支えることになり腰が痛むのです。

仰向けで寝る時の痛みは、仙腰椎関節の調整を行うと改善されるのです。

骨盤調整が終わり仰向けで寝て頂くと「ウソみたいに楽」と仰られていました。

大腰筋の調整

次に大腰筋を緩める施術を行いました。

ポイントを触れるだけで痛みを訴えてらっしゃいました。

その後、横方向にずれている骨盤を調整し、うつ伏せで仙骨の調整を行いました。

一旦、この時点で動きの確認。

立っていただきカラダを前に倒していただきました。

手の平が床に付き、施術前と比べ5cm可動域が増えていました。

次に後ろに反っていただくとほとんど反れない状態だったのが、後ろを見えるくらい可動域が広がっていました。

座った状態で首の検査を行いました。前も後ろも首に触れていないにも関わらず可動域が広がったことに驚いていらっしゃいました。

M.Y様のカラダの不具合が生じていた一番のポイントは、大腰筋が硬くなっていたことです。大腰筋が腰を前に引っ張ったことで猫背になり、首に負担がかかり各症状を発症させていたのです。

胸郭の調整

今度は仰向けで寝ていたき胸郭を広げる施術を行いました。

肋骨と肋骨の間には筋肉があるのです。猫背の状態が続くとこの筋肉が硬くなり、肋骨間を狭めてしまうのです。

結果、猫背がひどくなるのです。

胸郭の施術を終え座っていただき首の検査を行いました。

前に倒す動作は90%改善されていました。

頸椎の調整

ここで頸椎を調整しました。見た目にも軽く動く様子がわかるくらい改善されました。

次に上を向いていただきました。

最初と比べ見える景色が変わっていることにM.Y様は驚いてらっしゃいました。

しかし、首の前側にツッパリ感を少し感じるとのことでした。

そこで、首の前の筋肉を調整しました。再度検査をすると100%改善されていました。

左右の傾斜痛、回旋痛に関しては鎖骨下の施術を行い改善しました。

M.Y様はあまりにも首が軽くなったことに感動したと言っていただきました。

座った状態で深呼吸をしていただきました。

「今頭痛はどうですか?」とお聞きすると

「あ、忘れていました。少しなんか残っているような気がします。」といわれました。

頭蓋骨の調整

最後にうつ伏せで寝て頂き頭蓋骨の調整を行いました。

施術中、緊張感が抜け、呼吸がゆっくりとなり、寝息が聞こえました。

「うそみたいに頭痛も吐き気もなくなり、カラダ全体が軽くなった。」

施術が終わり、ご感想を伺うと「うそみたいに頭痛も吐き気もなくなり、カラダ全体が軽くなった。」

と笑顔で言われました。

当院の見解

自律神経失調症の症状の方(頭痛、めまい、耳鳴り、パニック障害、不安症候群、動悸、肩こり、吐き気、天気痛、眼精疲労、イライラ、手足のしびれ‥‥)のほぼ100%に近い割合で首に痛みやコリ、可動域の制限があります。

首の骨の状態が悪いと脳の一番末梢部の脳幹が締め付けられ機能が低減するのです。

低減するとセロトニンという脳内物質が減少します。

セロトニンは別名幸せホルモンと言われています。ココロを安定させる働きがあるのです。

首の状態が悪い根本的な原因は骨盤のゆがみなのです。

骨盤が前屈するとカラダのバランスを保つために猫背にならなければいけなくなります。

猫背になると首に負担が掛かるのです。

骨盤が左右に歪んでいる場合、首も歪みます。

人間は無意識に目を平衡にしたいためにカラダの歪みのすべてを、最後に首を傾けることで調整しているのです。

首に一番負担が掛かることがわかります。

頭痛の根本的な原因は骨盤のゆがみ

カラダが歪み脳を興奮させ、交感神経を優位にさせ各自律神経失調症の症状(頭痛、めまい、耳鳴り、パニック障害、不安症候群、動悸、肩こり、吐き気、天気痛、眼精疲労、イライラ、手足のしびれ‥‥)を起こしているのです。

M.Y様の症状はまさに典型的な例です。

ですから、局所の症状に注意を向け施術を何度行っても再発することがわかります。
改善されない理由はそこにあるのです。

カラダ全体のバランスを整えなければ頭痛は改善されないのです。

2回目施術

初診から4日後にご来院いただきました。

前回の施術後、いつになくカラダのだるさを感じたそうです。

「揉み返し」について

原因は俗に言う「揉み返し」。二つの理由があります。

1:硬くなっていた筋肉を手技で柔らかくしたことにより

筋肉を硬くしていた物質が、体外に汗や尿とともに排出されるまで、患部の痛みが強くなったり、カラダのだるさを感じることがあります。

2:歪んでいた骨格を脳が正常と認知していたところに、骨格を整体で正したため、脳がもとの状態に戻そうとすることでカラダに違和感を感じるのです。

これが揉み返しの正体なのです。

いずれにしろカラダが改善していくために必要なことなのです。

ご安心ください。

注意:とても強い刺激の場合筋肉が損傷し怪我を起こした状態と同じになる場合があります。

たかやま整骨院の施術は優しいのでこちらのケースはありません。

施術

前回と比べると首の可動域は広くはなっていますが正常ではありません。

上を向くとやはり首の後ろに痛みと前に違和感がありました。

腰の状態を検査すると後屈時に明らかに腰の可動域が狭く、首にも負担がかかっていました。

初見時からこの日まで頭痛と吐き気はなかったそうです。

立った状態での自律神経テストを行うと自律神経のバランスが乱れている反応が出ました。

腰の検査から前回よりは軽減しているとはいえ、大腰筋が硬く腰を前方向に引っ張り、腰を後ろに反る時に関節の動きの制限をしていました。そのことが、首に負担を掛けていることがわかりました。

首に負担がかかると肩、首の筋肉が疲労を起こし、頭、顔の筋肉を引っ張り、肩から上の血行が悪くなります。

筋疲労を起こした筋肉から疲労物質が出てその物質を神経が感知し頭が痛くなります。

さらに頸椎が歪み、脳幹にもストレスがかかり、セロトニンが減少し不安感が増し交感神経が優位になります。

交感神経が優位になると血行が悪くなり、筋肉はさらに硬くなるという悪循環が起こるのです。

2回目の施術時、M.Y様は首周りの筋肉が前回より柔らかくなっていたので頭痛は発症していませんでした。

一つのことが理由で頭痛が発症することはなく、様々な要因が合わさって発症します。

例:筋疲労+自律神経の乱れ+ストレス+同じ姿勢の繰り返し等

しかし、根本的に改善されていないのでいつ発症してもおかしくない状態でした。(自律神経の乱れ)

大腰筋を緩め、骨盤を調整し、胸郭を整え、頸椎、頭蓋骨の調整を行います。

繰り返し施術を行うことで自律神経も整っていくのです。

3回目施術

3日後にご来院していただきました。

この日は曇りのち雨でした。

施術を受けられる、夕方から頭痛が発症したそうです。

天気が悪くなり頭痛が起こる理由は、自律神経のバランスが崩れているからです。

人間がバランスをとって生きていけるのは(立ったり、座ったり、車を運転したり‥)

自律神経が整っているからです。

目からの情報(傾き)を脳に送り、耳の中にあるバランスのセンサーとなる三半規管から脳に情報(傾き)の二つが脳に伝わります。

脳は傾きを判断します。そして無意識に足や腰に力が入り倒れずに生活ができているのです。

しかし、自律神経が乱れていると天気の変動で(気圧の変動)三半規管を満たし、バランスのセンサーの一部であるリンパ液が正常な状態から外れ、脳に間違った情報を送ってしまうのです。

目からの情報と耳からの情報に食い違いが生じ、脳は混乱を起こし頭が痛くなるのです。

施術

とにかく不快な頭痛を改善するため、うつ伏せで寝て頂き頭蓋骨の整体を行いました。

後頭骨から施術を行い、こめかみを施術していく5分間の間に呼吸がゆっくり深くなりました。

トータル10分、頭蓋骨の施術を行うと頭痛は改善されていました。

しかし、一時改善されただけで根本的には改善されていません。

この状態で腰と首の可動域検査を行いました。

腰も首も触らない状態で検査を行うと首、腰の後屈明らかに可動域が広がっていました。

痛みも軽減されていました。

交感神経が優位になり、頭が痛かったことで可動域が狭まり、痛みが強く発症していたことがわかります。

最後に首と腰の整体を行うことで可動域は改善されました。

4~6回の施術

日常生活での注意点を良く守られていらっしゃいました。

患者様が、ご来院いただき施術を受けていられる時間は患者様の日常生活のほんの数%です。

施術でカラダが整ったとしても日常生活かいつもと同じであれば戻ってしまいます。

M.Y様に伝えた日常生活の注意点

このタイミングで、M.Y様には日常生活の注意点をお伝えしました。

①朝起きぬけにコップ一杯の水を飲んでいただきました

食前にもコップ一杯の水を飲んでいただきました。

交感神経が高まる朝、食事のときにあらかじめ水を飲んでいただくことで胃結腸反射を起こさせ

副交感神経を優位にさせるのです。

食事は野菜→肉→ごはんの順番で食べていただきました

血糖値を安定させるためなのです。

血糖値の増減=自律神経のバランスの乱れといっても良いほどなのです。

③20分のウォーキング

ゆっくり歩く事で副交感神経が優位になります。

全身の血行も促されます。

また、脳内物質セロトニン(ココロを安定させる物質)が増えます。

④40℃ぐらいのぬる目のお湯に首まで浸かっていただきました

熱いお湯に入ると交感神経が高まり、一瞬カラダがあったまる感じがしますが実はカラダは冷えるのです。

ぬるいお湯にゆっくり浸かることで副交感神経優位の状態でカラダの芯からあったまるのです。

また首まで浸かることで有酸素運動をしたのと同じ効果が得られるのです。

この生活の改善点を行っているとM.Y様はとても「よく寝れる」と仰っていました。

副交感神経が上手く機能している証拠です。

7回目施術(天気痛も改善)

この日はあいにく、天気は曇りのち雨。

しかし、M.Y様の頭痛はなく、首腰も調子がとても良く天気に左右されなくなっていました。

自律神経のバランスが改善されたことがわかりました。

最後に

今、M.Y様は2週間に1回のペースでたかやま整骨院へ通われています。

その後、メンテナンスを継続して行うことで、不快な頭痛とは無縁の快適な日常を送ってらっしゃいます。

M.Y様またのご来院お待ちしております。

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