【症例紹介】頭痛・首痛・腰痛・慢性疲労、40代主婦販売業の事例

今回は一年中朝からカラダがだるく、やる気が起こらなくて頭痛・首痛・腰痛で苦しまれた40代女性Y.M様が、当院の自律神経整体で症状が改善したケースをご紹介させていただきます。

目次

来院時の状態

Y・M様は仕事が終わり、制服のまま直接院へいらっしゃいました。

販売業をされているせいか、「頑張っているな」と思うくらい声が大きかったのが印象的でした。

問診票にご記入いただきその後詳しくお話を伺いました。

問診票を読むと声の大きさとは裏腹に、頭痛・首の痛み・肩こり・腰痛・倦怠感とたくさんの自律神経失調症の症状で苦労されていました。

しかも、10年以上前からその状態は続いていたのです。

その中でも特に辛いのは慢性疲労ということでした。

朝起きたその時から疲労感でやる気が出ないという状態が毎日続いているということです。

その状態で仕事とご家庭を両立させることは大変なことだったでしょう。

更年期障害と自律神経の関係

Y・M様は更年期障害だからなのか?と心配をされていました。

更年期障害とは加齢に伴い情勢ホルモンのエストロゲンが減少し起こる症状であると言われています。

更年期障害になる原因については所説あります。

加齢とともにエストロゲンは皆さん減少します。

しかし更年期障害になる方とならない方がいらっしゃる。

違いはなんでしょう?

私は自律神経のバランスの乱れが大きい人ほど更年期障害になりやすいのではないかと考えます。

現に施術を受けた患者様の中に更年期障害の症状が軽減された方もいらっしゃいました。

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施術1回目 腰の歪みが首の症状を誘発していた

カラダの検査から行うと、首が下・上に向けることが困難な状態でした。

腰も前後可動域は少なく、痛みを伴いました。

Y・M様の体系は腰が反り、肩が前に入っている状態です。

明らかに大腰筋という筋肉が疲労の蓄積で硬くなり骨盤を歪め姿勢を悪くし結果首に症状が現れている状態でした。

自律神経の検査を行うと明らかにバランスが乱れた状態でした。

うつ伏せで自律神経バランス整体を行い全体のカラダの歪みを整えカラダとココロをリラックスさせました。

自律神経バランス整体を行うだけで、頭痛は改善。首、腰の可動域は70%回復していました。

次にカラダの骨筋に対しての施術。

あおむけで大腰筋を緩める施術を行い、骨盤を矯正しました。

腰の検査を行うと可動域は完全に改善していました。

この状態で首の検査を行うと90%可動域が回復していました。

最後に首の調整を行い可動域、痛みは改善しました。

施術3回目

腰首の症状に関してはほとんど再発することもなく順調に改善していました。

慢性疲労に関しては以前より回復しているが朝起き抜けはかなり辛いとのこと。

今まで数多くの自律神経失調症の症状でお困りの患者様を施術してきましたが、頭痛、めまいの症状に関しては比較的早い段階で回復をしていますが、耳鳴りと慢性疲労に関しては時間がかかって改善していきます。

理由としては慢性疲労・耳鳴りに関してはココロの使い方が主な原因である場合が多いからです。

施術5回目

この頃になるとY・M様も最初の元気な声の印象と違い、トーンダウンした声で徐々に本音を話されていきました。

ほとんどの患者様も同じです。

初対面の人と話す時、よそ行きの顔をするのは社会人として当然です。

ココロが傷つく

ある心理学者は「大人の定義」を

「副人格をたくさん持ち、それを場面場面で使い分けができること」

と言っています。

たとえるなら

親と接する自分、友達と接する自分、会社での自分、恋人と接する自分、初対面の人と接する自分、すべて使い分ける。

多かれ少なかれ、あなたも行っていませんか?

ココロを許せない相手には外面で付き合います。

そして、身近であればあるほど弱い素の自分をさらけ出しませんか?

自身が傷つかないための防御と

相手に思いやりがあれば当然のことです。

あまり知らない人に突然弱いところを見せられても困りますよね。

また、そういった場合によくあるのが「話した側は自分がほしかった反応と相手の反応が違う」ことで、その結果ココロに傷が付きます。

結局、自分で作った状況でさらにココロが傷つき、輪をかけて精神的引きこもりになってしまうのです。

間違った副人格の使い方

友人の体験談なのですが、初めて訪れた整体院で友人が施術を受けていると、突然先生が

「昨日離婚したんです。」と言いながら、少し涙ぐんだそうです。

「困った」と友人は言っていました。

症状が改善するどころかその場から早く逃げたかったと…

あなたも同じ状況にあったら引きませんか?
(安心してください。私、高山のことではございません。)

え~ちょっとわかりにくいですかね。一般的でない場面でした。

もう一つ間違った副人格の使い方をご紹介。

奥さんがママ友の間で辛い思いをしていることを、勇気をもって仕事から帰ってきた旦那さんに打ち明けます。

しかし、旦那さんに「そんなことで悩むなよ」と一蹴される場面。

奥さんは多くの人間関係の中で、唯一弱いところを見せられると信用している旦那さんに弱いところを見せました。

ところが旦那さんは無意識に、その辛い感情を感じたくないので一蹴してしまいます。

こういった場合、次の日から奥さんが急に機嫌が悪くなります。

そして、なぜかわからず「あのことだろうか?いやあっちのことだろうか?」とあらゆる自分の落ち度をくまなく探し始め、一人恐怖に怯えオロオロする旦那さんです。

しかし、実は旦那さんも職場での人間関係で苦労していて話を聞けない状態だったのかもしれません。

もしくは、人間関係で悩んだことがないのでこの気持ちがわからない人なのかもしれません。

このケースで奥さんは大きな間違いはしていないのですが、いくら身近でも話せることと話せないことはあるのです。

え~話があっちゃこっちゃいちゃいましたね。

悩み事を話す時は相手と状況を選ばないといけない

私の言いたいことは、「悩み事を話す時は相手と状況を選ばないといけない。」ということです。

ここを間違えるとココロの傷が深くなり、そこに塩を塗るようなとても痛い状態になります。

立ち直るまでに時間がかかること必須です。

二度とその傷に触れたくなくなります。

自律神経バランス整体では、患者様の話を伺います。

しかし、ただの日常会話のようには聞きません。

患者様が自分の怖さから目を背けないように時間を掛け導き出します。

気分が悪くなるかもしれません。

そして、ココロの傷に触れます。

傷つくことは磨かれることと同じなのです。

Y・M様の施術の話に戻ります。

施術6回目

信頼関係ができてきて、Y・M様はココロに抱えている問題を話されるようになりました。

Y.M様の場合、特にココロの状態で慢性疲労を作っていた割合が多かったのでカウンセリングに時間をかけました。

かなり深いココロの痛みの話をされるようになりました。

家庭での娘さんとのこと、ご自身のカラダの疾患のことetc 話されるようになりました。

話を吐き出すことで現実の状況に変化はないのですが、カラダは楽になっていくのです。

感じたくない感情を感じることでカラダが元気になっていくのです。

毎回不思議に思うのですが何度もこの場面に遭遇します。

忌み嫌われココロの奥底に押し込められていた感情がカラダの痛みや症状となり、気付いてほしいと訴えているようにさえ思います。

嫌われていた感情を一人の人間として

嫌われていた感情を一人の人間として、そして、それがあなた自身だとイメージして見てください。

あなたがいつもの通勤道を車で走っていると、前を走る車の後ろから火が出ていました。

さらに車の部品の一部が燃え始めました。

このままでは大惨事になる。

今から警察や消防署に電話をしていたのでは間に合わない。

しかし、運転手は気付かない。

見て見ぬふりができないあなたは命がけで前を走る車の運転手に火災を知らせようと、2車線ある道路の追い越し車線を走り、必死に知らせようとします。

しかし、その運転手は変な奴が横から来て騒いでいると思い無視をします。

それでもあなたはその人を助けたい一心で、車が爆発し大惨事になることを防ぐために必死で知らせようと頑張ります。

嫌われても気付かせようとするのです。

運転手が気付いて車を止め逃げ出したら、あなたは一仕事を終えた気になりませんか?

症状や痛み・嫌な感情は、あなたを助けるために頑張っているのです。

施術7回目

生活面でのアドバイス・ココロの持ち方などのアドバイスを実践され、1週間に2回ペースで施術を受けてられたことで、カラダもココロも悪い状態へ戻りにくくなり、1回の施術での効果が上がってきました。

8回目からは1週間に1回ペースに施術回数を落としても以前のようなひどい疲労状態まで戻らなくなりました。

今はメンテナンスで月2回施術を受けに来られます。

Y.M様お困りのことがあればまたご相談くださいね。

次回お待ちしております。

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