自律神経失調症と言われどうしたらいいかわからない方への生活のアドバイス

今日は自律神経失調症といわれ 耳鳴り・めまい・頭痛・気持ち悪さ・不眠・天気痛・慢性疲労・冷え性等でお困りのあなたへ、自律神経失調症を、日常生活を見直すことで改善させる方法をご紹介させていただきます。

生活改善はとても大事なことです。施術を受けることと同じだけ大事です。

施術だけ受ける、または生活改善だけでは症状はなかなか改善していかないのです。

目次

自律神経失調症と言われた方がなぜ辛い症状が発症するのか?

理由は自律神経のバランスが乱れているからです。

交感神経と副交感神経がバランスよく機能することにより、カラダに必要な血液やリンパ液が流れます。

血液により適切な栄養と酸素を受けた細胞は元気で良い状態を維持します。

しかし、自律神経のバランスが乱れその均衡が破られることで様々な症状が発症するのです。

ということは「自律神経のバランスを意図的に保つ生活を送れば辛い症状は発症しない」ということになります。

それでは具体的に、日常生活でどうすれば自律神経失調症が改善していくかアドバイスいたします。

自律神経のバランスを整えるための理想的な生活

一日の生活の中に当てはめていきます。注意:極論です。

精神的に無理ならば行わない方が良い場合があります。

ご参考までにということでご了承下さい。

ご来院いただければその方に合った、最適なアドバイスをさせていただきます。

起床 → 前日の夜から起きなければいけない理由を決めておく

例:
出社するために起きる
掃除をするために起きる
勉強をするために起きる(自然と交感神経が優位の状態なので、一日の中で頭を使うには最高の時間帯です。)

等々大事と思えることなら何でもよいです。

朝起きることは人間にとってとても苦痛なことです。

理由があると起きることは辛いですが起きやすくなります。

無理に起きると自律神経を乱します。

起きるための理由は建設的なことが良いです。

例:仕事を見つけるため、会社に行く、宿題をする、子供の弁当を作る等

起き抜けにコップ一杯の水を飲みます。

胃結腸反射という生体機能が働いて副交感神経を優位にします。

朝食をとられる方はまずコップ一杯の水を飲みます。

次に野菜を食べ、次に肉類(タンパク質)を食べ、最後にごはんやパンなどの炭水化物を食べます。

この順序で血糖値の急激な増減を抑え交感神経の急激な高まりを押さえます。

お出かけ

出かける場合は前日から着るもの持っていくものは事前に用意しておきます。

ここで慌てると3時間は交感神経が優位に立ち、興奮状態がなかなか元に戻りません。

出かける時間も余裕をもって早めに出かけます。

交通機関を使う場合

道中スマホは見ない。イヤホンも付けません。

過剰な情報を入れると脳が興奮し自律神経のバランスを乱します。

目をつぶっても問題がない場合は目をつぶり深呼吸をしましょう。

深呼吸をすることでカラダの胸腔内にある圧受容器が反応し、静脈の流れをゆっくりにします。副交感神経が優位になります。

更に、カラダに入ってくる息・出ていく息・膨らむお腹・縮むお腹等、カラダに注意を向けましょう。

カラダに意識を向けていると、とても気持ちが休まります。

仕事、学業、その他

目的地に着いたら一回深呼吸をしましょう。

時間に余裕があれば目をつぶりカラダの感覚を感じます。

15秒ぐらいでいいです。

それからやらなければいけないことを一気に行います。

効率よく交感神経を使うことにより集中力が増します。

ゾーン

スポーツ選手が試合後に「ゾーン」に入ったという言葉を聞かれたことはないでしょうか?

「ゾーン」とは交感神経と副交感神経の機能が最高に高まった状態で起きる状態なのです。

最高のパフォーマンスを発揮できる状態なのです。

そのために前書のことを行います。

交感神経が優位な午前中は、頭がさえる時間です。考えること、覚えることに最適な時間です。

ただ、何事もやりすぎは禁物です。

上手く物事が進むと気分的はいいですが、やりすぎるとストレスになり、交感神経が高まりすぎていることがあります。

適度に休みます。ことあるごとに深呼吸を行いバランスを整えましょう。

パソコンを使う場合

連続で使用時間1時間を超えないように、さらに15分~20分休憩を取りそれからまた始めます。

休憩中はストレッチをしたり緑のあるところをボーと見たりして目とカラダを休めココロもリラックスさせます。

そとの木や花を眺めたり、観葉植物を見ましょう。

ブルーライトカットの眼鏡をかけることもかなり有効です。

お昼休み

食事をとる前にコップ一杯の水。

食べる順序は野菜、肉類、ごはん類の順番で。

食事後はゆっくりくつろぎ、なるべく動かないでリラックスします。

食べることは交感神経を働かせます。

落ち着くまでゆっくりしましょう。

休み時間に余裕があれば散歩をしてください。

ペースはゆっくり。

しかし、いつもと違う歩き方をします。

「右足を出す」と意識し右足を出します、次に「左足を出す」と意識し左足を出します。

意識的に体を使うことによって自律神経を整えます。

午後の活動

仕事を行う直前に甘いものや消化の悪いものは控えましょう。

自律神経のバランスが乱れます。

ここで自律神経のバランスを乱すと午後の仕事中すべての能率が悪くなり

精神的にもイライラしがちになり、不安や恐怖をあおります。

午後は生体的に副交感神経が優位になります。

カラダを動かすには最適です。

この生活を行っていると、夕方になると体や心がいつもより楽なことを感じると思います。

何時もより疲れを感じていない自分に気付きます。

しかしここで気を緩めてはいけません。

夕方、空腹感を感じたら野菜や果物類を食べましょう。

物足りなく感じますが、時間がたつと空腹感は満たされていきます。

甘いお菓子を食べると急激に血糖値が上がりそれをインスリンが急激に下げ、下がり切った血糖値を上げるために交感神経が過剰に働いてしまい自律神経は乱れます。

仕事が終わり友人とお酒を飲みに行く場合

アルコールは自律神経のバランスを乱します。

極端に交感神経の働きを強くしてしまいます。

飲んでいる間は楽しいですが、その後一気に気持ちが下がるのはそのせいなのです。

お酒を異物としてカラダが反応し解毒を始めます。この段階で交感神経が過度に働きます。

さらに解毒時水分を大量に使い脱水状態を起こします。

脱水状態が起きると交感神経がまた輪を掛けて働きます。

交感神経の働きが上がった分だけ今度は副交感神経が働きます。

付き合いも大事と思いますが・・・・・

夕食。まずはここでもコップ一杯の水を飲み

汁物を食べ、野菜を食べ、タンパク質を食べ、炭水化物を食べます。

メニューは野菜を多く食べてください。とくに食物繊維を多くとってください。

腸の状態が良いと自律神経のバランスは整いやすいからです。

植物繊維は腸を整える最近の餌になります。

夕食後30分以上たってからゆっくりウォーキングを20分間します。

次の日の朝、慌てないために明日の準備をします。

入浴

38℃~40℃の湯船に心臓に疾患がない方は首まで浸かります。

ぬるめのお湯につかることで副交感神経が優位になります。

首までつかることで有酸素運動をしたときと同じような状態となり全身の血行が良くなります。

深部体温が上がりその後質の良い眠りにつけます。

就寝

就寝する直前にスマホ、パソコン、テレビなどの刺激が強いものは見ない。

アルコール、カフェイン類は摂取しない。

寝酒を飲まれる方もいますが、自律神経が乱れているときは絶対に飲まないでください。

アルコールは一瞬交感神経の機能が低下するだけで副交感神経が優位になるわけではないので、質の良い睡眠をとることは出来ません。

どうしてもアルコールが必要だという場合は、アルコール度数が高いお酒を少量飲んでください。

極端な例ではありますができるだけ参考にされてください。

自律神経のバランスの乱れは長い年月をかけ今つらい症状として表れています。

今回記した生活を送り続ければ自律神経失調症は改善していきます。

最後に、大事な呪文

「ゆっくり」「何とかなる」

何事もゆっくりを心掛けます。慌てそうになったときは「ゆっくり」と自分に言い聞かせましょう。

予期せぬ出来が起こりパニックになったら 「何とかなる」と何度も自分に言い聞かせましょう。

自律神経失調症の改善は日常生活を改善し続けていくことが重要です。

つらい日常から脱却するために一緒に行っていきましょう。

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