【症例紹介】50代女性、職場でのことが原因で耳鳴り・頭痛・イライラ・手の震えが発症した事例

本日は鹿児島市在住の50代女性M.I様が、仕事と家庭を両立され職場での人間関係で耳鳴りや頭痛、イライラ、手の震えが発症されてしまった事例をご紹介います。

目次

来院時の状態、初回施術まで

M・I様は険しい顔付きでたかやま整骨院へいらっしゃいました。

見るからに苛ついた感が見えました。

お話を伺うと3日前から頭が痛く、たまに耳鳴りがし、常時首と腰が痛い、仕事の後は足を引きずるくらい痛いとのこと

さらに詳しくお話を伺うとちょっとしたことでイライラし、両手の先がしびれることがあるとのことでした。

お仕事はホテルのベッドメイクをされています。大変な重労働です。

普段でも忙しく大変なのに人員が足りなくなりさらに大変になり、同僚の不満も電話で聞いていらっしゃるとのことでした。

両手の先の痺れが気になりました。

頭痛で脳外科へ行かれた時「特に問題がない」と言われていたので脳神経に問題はないと判断しました。

次に腕を通っている主な橈骨神経、尺骨神経、正中神経の検査を行いましたが異常がないので器質的に問題はないとここでも判断しました。

この段階で過呼吸ではないかと推測しました。

耳鳴り、イライラ、頭痛、首腰の痛みは問診と検査から自律神経のバランスが崩れたことによるものと判断し自律神経バランス整体を行いました。

施術終わりに深呼吸をしていただきました。

見た目にも顔の表情が穏やかになっているのがわかりました。

首の神経が原因

この時点で頭痛、イライラは改善されていました。

首の激痛は取れていましたが左に首を曲げると腕と肩甲骨のあたりに痛みが走りました。

原因は頚椎症による神経の圧迫です。

首を曲げた時、何らかの理由により神経を圧迫し、その神経の末梢部肩、肩甲骨に痛みが走るのです。

しかし、手先の痺れは別の問題です。

分担して考え首の施術を行いました。

後頭部のポイントを押さえ痛みの出る方向へ倒して頂きます。

かなり痛みの伴う施術ですが効果絶大です。

ほとんど痛みが改善され、足の施術を行いました。

過度にふくらはぎを使ったことがわかるぐらいふくらはぎの筋肉が張っていました。

慢性的に筋肉が疲労した場合筋肉は硬くなり、施術時の圧と比例して痛みが強く発症します。

M・I様の場合施術時の圧が弱い(さするくらい)のに痛みを強く感じていました。

経験から最近の筋肉疲労と判断しました。

痛みは強いですがこの場合改善は早いです。

うつ伏せで寝た状態でふくらはぎのポイントを押さえながら膝を曲げます。

何度か行うと膝関節の動きが良くなり、軽く膝関節が曲がります。

次に骨盤の調整を行いました。

最後に検査を行うと最初できなかった膝の屈伸運動も問題なく行えました。

腰、首の痛みもなく頭痛もスッキリなくなったと感想を言っていただきました。

当院の所見

カラダ全体を過度に使う仕事だということがお話の中でわかりました。

運動選手並みにカラダを酷使されています。

新しく入って来た方もすぐにやめてしまうことが多いとおっしゃられていました。

誰もができる仕事ではないと私も思います。

ですから、足、腰の筋肉が過度に疲労し痛みが発症していました。

耳鳴りと頭痛、イライラ、手の震えに関しては明らかに自律神経のバランスの乱れが原因でした。

自律神経バランス整体を行った直後に頭痛とイライラは改善されたことがわかりました。

耳鳴りと手の震えに関しても後日症状が改善されたことを伺いました。

今回の場合仕事の忙しさプラス人間関係によるストレスが症状を誘発していました。

M・I様はとても情の深い方で面倒見がよく、同僚の話を電話で毎晩聞かれていたそうです。

ご自身も不満を抱えながら忙しい仕事を毎日過ごしているのに、他人の悩みまで聞いていたとはすごいことです。

しかし、今回はM・I様の限界を明らかに超えていました。

今回私がM.I様にアドバイスをしたことは、電話がかかってきたら事前に何分間話すということを伝えるということでした。

話している最中は夢中になり電話がストレスだとは気が付かないのです。

M・I様は日に日にストレスを電話でも溜め込んでいたのです。

かといって無下に断るのも悪いということであらかじめ終わりの時間を設定するのこのとにしたのです。

話は簡潔にまとまり要点をついた建設的な話となり、いつ終わるかわからない状態と違い先がわかるのでき聞き手も安心するのです。

仕事も少し忙しくなくなり、同僚との電話の時間も減り、耳鳴りイライラ、頭痛は再発していません。

今は過度に使用する足腰、頚椎症の施術を継続されています。

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