【症例紹介】40代女性、頭が痛く、氷を食べ続ける症状(氷食症)が整体で改善されたケース

今日はイライラと頭痛で苦しみ、氷を食べ続けてしまい辛い思いをされていた女性M.K様が、整体で改善されたケースをご紹介させていただきます。

目次

来院時の状態、カウンセリングから検査まで

M.K様は事前にご予約された14:30の5分前にたかやま整骨院へいらっしゃいました。

一見するだけで辛そうに見える、うつむき加減の状態でした。

ご予約された時「とにかく頭が痛くて辛いです。」と言われました。

あまりにも頭が痛かったので怖くなり脳外科を受診されたとのこと。

病院での結果は特に異状がないと言われ、痛み止めだけ処方されました。

最初の頃は薬も効き、頭痛が改善していたが、痛み止めを飲む回数が増えるたびに効き目が悪くなったとのこと

「この先もっと強い痛み止めが必要になり、痛み止めがないと生きられなくなると思うと怖いんです。」と言われていました。

M.K様に問診票をご記入いただき、問診を行いました。

頭痛・肩こり・腰痛・めまい・イライラなど、自律神経のバランスが乱れると起こる症状に辛い思いをされていました。

自律神経のバランス検査を行うと、明らかな自律神経の乱れが確認できました。

首の可動域テストでも全体に可動域が狭くなっていて、首を下に向けた時に背中から首にかけて強い痛みがありました。

初回施術

うつ伏せで寝ていただき頭蓋骨の調整から始めました。

その後、首の調整を行ったとき左側に圧痛がありました。

頸椎の乱れがあり、自律神経を乱す大きな問題です。

仙骨の調整を行い脳脊髄の流れを整え、足裏のポイントを施術し脚から脳までの反射を改善させます。

施術時の印象は肩も腰もそれほどひどい硬さは見られませんでした。

ベッドからゆっくり起きていただき、ベッドの端に椅子に座るように座っていただきました。

そして、一回深呼吸をして落ち着いた状態になってから「今、頭痛はありますか?」とお聞きすると、一瞬間を置き自分のカラダの状態を確かめるようにした後

「頭痛がありません。薬も効かなかったのに!!」と驚いていました。

あまりにも痛い状態が続くと感覚が麻痺してしまって、痛みがないことにすら気が付かなくなるのです。だからM.K様は感じるまで時間が必要だったのです。

首の可動域テストも全体に可動域が広くなりました。

首を下に向けた時の背中から首にかけての痛みはなくなりましたが、つっぱり感があるとのこと。

自律神経での問題部分は解消していたので、背骨の調整を行いツッパリ感も改善しました。

痛み止め(薬)を飲んでも頭痛が改善しない理由

本質的に人間は痛み止めの弊害を察知しているのです。急な痛みを改善する場合痛み止めはとても有効です。

しかし、痛み止めを飲み続けることはカラダにとても負担なのです。

痛み止めは目先の症状を改善させるにはとても有効です。

たとえるならあなたの家が火事になります。警報器が鳴ります。

痛み止めはこの警報器のスイッチを消すのに有効なわけです。

しかし、火災の原因の火は消さないのです。

警報器が消えている間に火災が大きくなっていくのです。

このことをカラダに置き換えると頭痛は一時薬で収まります。

しかし、その間に自律神経のバランスの乱れは悪くなってしまいます。

その間に血管は赤血球や糖により内皮は傷つけられ、血栓を作って重篤な症状へ進んでいく可能性があるのです。

あなたはお分かりだと思いますがこれが危険な状態なのです。

頭痛、イライラ、氷食症すべての原因は

今回のM.K様だけでなくたかやま整骨院へ来られる多くの患者様は症状が一つだけのことはなく、頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、腰痛、手のシビレ、慢性疲労、イライラなどの症状があります。

症状はたくさんあるのですが原因は一つだけなのです。自律神経のバランスの乱れによるものなのです。

主に自律神経のバランスが乱れた場合、交感神経が優位になりすぎカラダに弊害を及ぼします。

交感神経が優位に立った状態は血管を収縮させ、血液の流れが悪くなった状態なのです。

血液は酸素と栄養を乗せて各細胞に運びます。血行が悪いということは細胞に運ぶ栄養と酸素が減るわけです。

1人の人として考えれば栄養失調で酸欠状態になっているのです。

あなたが細胞の立場だったらとてもつらいことですよね。

さらに疲労物質は回収されずたまっていく一方。

M.K様の場合脳細胞に十分な栄養と酸素が行きわたらない状態だったのです。

頭が痛くなることで危険な状態ですよと教えてくれていたわけです。

まさに警報器でなのです。

自律神経バランスを整えて氷食症が改善

施術中にM.K様は悩みとしてはとらえていなかったのですが、とても気になる点がありました。

それは無性に氷を食べたくなるということでした。

氷食症と言われる症状です。

M.K様は毎晩夜に一度起きて氷を食べていたのです。

原因は精神的なことが問題か血液の状態が悪く(鉄欠乏性貧血)、氷を食べたくなるのです。

M.K様は最近血液検査をしたばかりで血液に問題はなかったと言われました。

爪を確認しても鉄欠乏症性貧血特有のスプーン状の爪にもなっていませんでした。

ここでストレスによる症状だと断定できます。

2回目の通院時にあれだけ飲んでいた痛み止めを飲まなくても頭痛が改善されイライラも回数が減ったと喜ばれていました。

しかし、氷食症は治まっていませんでした。

お話を伺うと職場での人間関係や子育てのことで悩みがありました。

M.K様へお伝えしたアドバイス

M.K様はなにより、氷を食べることに罪悪感を感じていらっしゃいました。

不思議と人はやってはいけないと思うとさらにやってしまうものです。

そこで完全にやめるのではなく少しづつ量を減らしていくことにしました。

ストレスを軽減させるために次のことをおこなっていただきました。

1.朝起きて一杯の水を飲むこと、食事前にも一杯の水を飲む

水を飲むことで胃結腸反射という反射が起き副交感神経が優位に立ちます。副交感神経が優位に立つことでココロとカラダがリラックスします。

2.ことあるごとに深呼吸をしてもらいました。

吸う息より吐く息を長くします。吐く息を長くすると静脈の流れがゆっくりし結果ココロとカラダがリラックスします。

3.最後にお風呂です。

40℃ぐらいのぬるめのお湯に首まで20分使っていただきました。

副交感神経がやはり優位になりココロとカラダがリラックスします。

5回目の施術

5回目の施術時に氷を食べなくてもいられるようになったと言われました。

やはりストレスによることが原因だったのです。

自律神経バランス整体でカラダと自律神経を整え、日常生活でも自律神経バランスを整える。両輪があって改善されていきます。

今はメンテナンスで通院されています。

M.K様次回の来院お待ちしております。

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