【症例紹介】50代女性 10年間膝が痛くて「一生正座ができない」とあきらめていた事例を紹介

今日は長年、整形外科・整骨院で治療しても改善されず、諦めていた膝の痛みが整体で正座ができるまでになった患者様H.L様の事例をご紹介させていただきます。

目次

体験談

一生正座ができないだろうと思っていましたが

今少しの間だけで座ることができるようになりました。

整骨院もあっちこっち行ったことがありますが

良くなっている気がしませんでした。

いたいときに行くことができるのでたすかっています。

来院時の身体の状態

H.L様は左ひざから下が極端にねじれ状態になりぱっと見ただけでO脚になっていました。

右足は正常でした。

お話を伺うと「階段の上り下りで左足に激痛があり参っている。」と言われました。

お仕事は新聞配達とチラシ配り。スクーターや自転車を使用しないで配ってらっしゃるとのこと。

こんなに足がねじれている状態で痛みも強く大変だろうと思いました。

検査を行うと膝の屈伸がまるでできません。

うつ伏せで左ひざの可動域テストを行うと100度も曲がらない状態で、ふくらはぎを触ると激痛が起きました。

この状態で働き続けていることに驚きました。

「治療はされなかったのですか?」というと

「整形外科や整骨院に何度も通っていたけど一つも改善しなかった。」

と少し憮然としながら言われました。

H.L様が通院された理由の一つに娘さんがたかやま整骨院で症状が改善されたということ、それでも半信半疑で来られたのでした。

「今のH.L様の状態では10回通院しても改善するか責任がとれません。しかし、今の状態よりは良くなります。」

とはっきりお伝えしました。

8回目の施術まで

施術開始の1週間はほぼ毎日通っていただきました。

H.L様の正座を邪魔する一番の原因は左のふくらはぎの筋肉の硬さです。

疲労が蓄積して、異常に硬くなっていました。

そして、腰が反っていることで膝関節が曲がらなくなっていたのです。

膝事態はそれほど悪くありませんでした。

患者様の症状を多く改善してきた実績と触診による筋肉の硬さからの判断でした。

膝に症状がある場合、骨盤とふくらはぎが悪く、膝の症状の原因となっている場合がほとんどです。

ふくらはぎが膝を引っ張り、骨盤から膝まで来ている筋肉がさらに膝を引っ張り、結果、膝が曲がらなくなるのです。

施術方法は足の裏の筋肉を柔らかくし、足裏を形成している小さな骨の動きを正常にします。足裏が柔らかくなるとふくらはぎも柔らかくなります。

次にふくらはぎの筋肉をひたすら柔らかくする手技を行います。

少しの圧で激痛を感じていたので慎重に行いました。

最後に腰の歪みを調整しました。

腰の歪みを整える有効性は、膝から腰までついている筋肉が膝の曲がりを制限しているからです。

その筋肉はすべて大きく強力な筋肉です。腰がねじれると必然的に筋肉が膝をひっぱり動きを妨げるのです。

ですから骨盤を整えることがとても重要になるのです。

8回目の施術にいらっしゃるときH.L様は笑顔でした。

「階段の上り下りが楽になってきた。」とおっしゃいました。

好転したという変化が実感するまで、精神的にきつかったと思います。

信用していただきありがとうございます。

あと少しのところで諦め通院をやめてしまう方がいらっしゃいます。もう少し続けていたら‥ととても残念な気持ちになります。

この頃になると腕で体重を支えれば膝の屈伸ができるようになっていました。

膝の徒手検査でも施術前で以前より可動域が40°+痛みなく曲がるようになっていました。

過度に足を使う仕事をされているので一進一退はありましたが改善されてきました。

正座ができるようになるまで

体験談を書いていただいてから一か月が過ぎた頃、施術前の検査を行うと腕で体重を支えなくてもしゃがむことができました。

一生諦めていた正座もかなりの時間できるようになりました。

働きながらの施術にかかわらず改善されていったことが私も嬉しくてしかたありません。

さらに見た目にも左足のねじれが改善されO脚もかなり改善されていました。

まだまだ、完治にはなっていませんが日常生活を送ることに支障がなくなりました。

諦めていた正座もできるようになりました。

今はメンテナンスと痛みが強い時に通院されます。

まとめ:自律神経が改善のカギ

やはり今回の施術を振り返ってみると、カラダの回復力の違いは自律神経のバランスによるところが大きいと実感しました。

ゆったりとした気持ちの時に働く副交感神経が優位になると、血管が広がり血流が良くなります。

損傷している細胞に十分な栄養と酸素が行きわたり回復力が上がります。

H.L様の場合ご本人の性格もありますが、懐疑的だったココロが変わってから改善度合いが良くなりました。

また自律神経失調症の症状と無縁の方でも自律神経のバランスを整えることで、より良い人生を送ることができると言えます。

余談ですが臓器の移植手術を行う前は免疫を高めるために自律神経のバランスを整えてから移植手術を行います。明らかに予後が良いのです。

H.L様次回の来院お待ちしております。

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